対人関係に重要な知性、仕事とEQ
対人関係に重要な知性を四つに分類すると
組織力ー人間のネットワークを作り上げ調整する。リーダーにかかせない能力。演出家、プロデューサー、軍の将校、あらゆる企業や組織の有能な代表者にみられる。
幼稚園では、何をしてあそぶか決める子供やキャプテンになるこどもがこの能力に優れている。
交渉力ー 争いを未然に防いだり解決したりする調停能力。この能力に恵まれた人は取引をまとめたり紛争を仲裁したりするのがうまく、外交、裁判企業買収の仲介などの方面に向いている。幼稚園では、喧嘩を収めるのが上手なタイプ。
連帯力ー他人に共感したり心を通じ合わせる能力。この能力を持った人は新しい人間関係をつくるのがうまく、他人の感情や関心を的確につかんで対応できる。職業としては、販売や経営が向いている。優秀な教師になる素質もある。誰とでも仲良くなれるし、すぐ遊び仲間にもいれてもらえる。し、本人もそうした努力を楽しんでいる。こういう子供は人の表情から気持ちを読み取る能力が高く、暮らす一番の人気者であることが多い。
分析力ー他人の感情、動機、関心などを分析する能力。相手の感情を理解できれば親しい人間関係を築くことができる。この能力が高い人は、優秀なセラピストやカウンセラーになれる。文学的才能が加われば、小説家や劇作かになれる。
EQ三つの応用例
1.苦情を有益な批評として相手に伝える技術
2.多様性を摩擦の元凶として否定するのではなく、前向きに評価する心構え
3. 効果的なネットワークづくり
・ストレスは人間をバカにする
・仕事相手の気持ちに波長を合わせたり、意見の相違が紛争にエスカレートしないうちに処理したり、仕事で自分をフローの状態にもっていく
→基本的な情動の知性、どんな利益をもたらすだろうか?
・リーダーシップは、他人を支配する技術ではなく、共通の目標にむかって力を発揮できるよう他人を説得する技術
・自分自身について。仕事に対する自分のほんとに気持ちを認識して、どこをどう変えれば仕事に心から満足できるのか認識する能力は、何よりも大切
・フィードバック。努力が目標に合致しているかどうかを確認するもの。
ある一部分のズレが全体のズレを引き起こす。そのための微調整。
・「お前こんなんじゃ全然だめだよ」っていう上司は、相手に弁明のチャンスも改善のアドバイスも与えていない。自分の無知をさらけだしているようなもの!!!!
フィードバックのコツ
1.具体的に言うこと
2.解決策を示すこと
3.直接伝えること
気持ちを察すること(批判を受ける側に批判の内容や口調がどう伝わるか
花形研究員にみられた能力
仕事の人間関係!がふつうの研究員と全く違う。仕事上重要な人との間に親密なネットワークを維持している。大ピンチに遭遇した時、即席の問題解決チームの一員になってもらわなくてはいけない人々と良好な人間関係を築けているおかげで、仕事をスムーズに運ぶことができる。
・みんなの意見を統一するリーダー役となる姿勢、みんなの努力をうまくまとめる、能力、他人の視点に立って物を見る能力、イニシアティブ(定められた仕事の範囲を超えて責任を引き受けようとする意欲の表れ)、仕事のスケジュールや内容をコントロールできる自己管理能力
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